デジタル技術の活用及びDX推進の取組状況

当社は西日本有数の異物選別技術・能力を有し、煮干し等の取扱高が山口県No.1という強みがあります。
その強みを活かし機会を取り込むため、デジタル技術を活用した異物選別設備を導入。生産プロセスを改善し、生産性を向上・生産量を増加し、受注増に対応致します。

当社は異物選別能力拡大のため、光市から土地を購入して本社新工場の建設に着手しました。この新工場を水産業で取組が遅れているスマートファクトリーとし、高い生産性と生産能力増強を目指しています。
昨年には第一歩として、既存の異物選別装置にIoTセンサーを後付けしました。これで取得した異物選別データを解析し、コンベア速度の設定自動化に取組んでいます。他の設備にも逐次IoTセンサーを後付けします。

当社は本事業で画像分析やAIを活用し、異物除去にロボット技術を使った異物選別機を導入。また、この設備が実装したIoT機能により、これまでできなかった現場データを高速収集・一元化します。このデータベースを使って、業務を自律的に処理する「スマートファクトリー」を推進します。

DXによる革新的なビジネスモデルへの経営変革

スマートファクトリーでのデジタル技術活用に向け、蓄積したデータで海産物原料の調達先の変更や調達価格を予測し、最適な調達先から適正な価格で必要量を調達するよう、2023年度にシステムをブラッシュアップします。また、業務を自律的に処理するため、主要顧客と受発注及び生産情報、決済までオンライン化し、DXを強力に推進します。